今回は、大正ロマン薫る竹久夢二伊香保記念館へ行きます。
世界遺産の富岡製糸場、日本三大うどんの一つ水沢うどんを食べ、水沢観音でお参り。
最後は、伊香保温泉の露天風呂を満喫します。
あの有名な石段街を上がっていきますよ。
では、行ってみましょう。
高崎駅
群馬県の高崎に前泊し、朝一番で出発します。
まずは、世界遺産のあそこへ行きます。
そこへのローカル線が、とても素敵。
ね。
この上信電鉄で揺られること40分。
「上州富岡駅」に到着。
富岡製糸場
写真でもお分かりの通り、めちゃ混み。
めちゃ混みです。
ガイドツアー(200円)に参加。
説明を聞きながら、まわります。
今のところ、関東で唯一の世界遺産ですかね。
ちょっと見落とされがちですけど、国宝でもあります。
とてもよい保存状態です。
機械も今でも動きそうです。
蚕(かいこ)から糸をつむいでいく機械です。
渋沢栄一などの尽力で、産業を発展させるため模範となるような工場を政府がつくりました。
この生糸の輸出で明治の日本は国力をつけていくんですね。
製糸場自体も大きいし、まだ公開されていない製糸場もあり、とても広い敷地です。
工場以外にも、フランス人の女性教師の宿舎、女工の宿舎、診療所などがあります。
さあ、いろいろ見たので、そろそろ次にいきますか。
観光客急増で駅も立派に?
ここから高崎へ戻り、伊香保へ向かいます。
電車とバスを乗り継ぎます。
ところで、お腹すいてません?
水沢うどん
日本三大うどんのひとつ、水沢うどんを食べます。
日本三大うどんとは、香川の讃岐うどん、秋田の稲庭うどん、群馬の水沢うどんのこと。
実はこの辺りは、うどん屋さんが軒を連ねています。
近隣から車で多くのお客さんが押し寄せています。
ここでも、めちゃ混み。
この山源さんは、手打ちうどんで、お店が広そうだったので決めました。
てんぷらつきのセットです。
見にくいのですが、右下が普通のつゆ、左下がごまつゆ。
どちらも美味しいのですが、ごまつゆが美味しい。
うどんも、つるつるしていてコシもあります。
うまーい。
あまりの旨さに手打ちうどんをお土産に。
さて、店を後にし、近くのここへお参り。
水沢観音
水沢うどんの名前の由来となっている水沢観音。
朱塗りの山門、風情があります。
階段を上ると、境内はこんな様子。
じゃらじゃらんと鐘を鳴らし、参拝。
お賽銭を入れてこちらの鐘も、ご~ん。
さて、水沢観音の裏手から出てバスに乗り向かった先は……
竹久夢二伊香保記念館
バスを降りてすぐ。
竹久夢二伊香保記念館です。
緑の中にある素敵な建物です。
外も中も洋風建築。
アンティークの調度品などもいい雰囲気。
古い手回しのオルゴールの奏でる音楽も堪能。
挿絵、日本画、油絵など夢二の多岐にわたる作品がじっくり観れます。
この建物以外にもいくつか施設があります。
でも、私、失敗してしまいました。
夢二の名品『黒船屋』。
これは事前に予約しないと観ることができないそうです。
電話予約をし、その時間に行くようにしないとダメなようです。
気をつけてください。
さて、お次は、すぐそこです。
伊香保石段街
この石段は有名ですよね。
伊香保石段街に到着。
こんな感じで上っていきます。
お土産屋さんやお休み処があります。
いろいろ見てまわり、階段を上りきった先がここ。
河鹿橋。
ここも名所です。
紅葉の時期がいいらしいです。
そして、この近くに。
伊香保温泉 露天風呂
6時閉店でただ今5時。
行列してます。
なんとか入場し、湯につかります。
結構こじんまりしていて、人も多かった。
「上毛三名湯」と呼ばれる群馬県の温泉。
草津温泉、伊香保温泉、四万(しま)温泉。
これで制覇しました。
どれも都心からアクセスがいいので、行きやすい。
さて、露天風呂から出てくると、もうあたりは暗くなっています。
また、やらかしてしまいます、私。
まさかの失敗
時間は、午後6時ごろ。
露天風呂のある上の方から石段街を降りきり、バス停に行くと。
もうバスがなーい。
一番近い渋川駅か高崎駅に行きたいのですが。
近くのお土産屋さんで他のバスはないかと尋ねると、親切にいろいろ聞いてくださるも「やっぱりもうこの時間だとバスはない」との回答。
基本的に皆さん伊香保には泊まりに来るのだものね。
駅まではとても歩ける距離ではありません。
「もう泊まっちゃうか?」と宿を探すのも面倒、なぜならもうスマホのバッテリーがゼロだから。
いろいろ親切にしてもらったそのお店でお土産を買い、タクシーで帰ることにします。
今回は、世界遺産の富岡製糸場、水沢うどんを食べ、水沢観音にお参りし、竹久夢二伊香保記念館へ行き、伊香保温泉の露天風呂にも入れたので大満足。
最後は私の失敗で困ってしまうも、人の優しさに触れ、いい思い出になりました。
それではタクシーで帰ります。
竹久夢二の『黒船屋』の黒猫
今回、観ることができなかった竹久夢二の『黒船屋』。
この絵では、黄色の着物姿の女性が黒猫を抱いています。
この『黒船屋』に影響を与えたとも言われる近代日本画の傑作があるのですが……
ちょっと、見てみませんか?