<前回のあらまし>
前日の夜、東京で夜行バスに乗り込み、早朝、熱田神宮参拝。初のコメダ珈琲で名古屋名物のモーニングで腹ごしらえ。いざ、名古屋城へ。その後、徳川園で少し早い紅葉を楽しみ、徳川美術館で圧巻の国宝『源氏物語絵巻』に息をのむのであった――
さて、今回はその後編です。
有楽苑
![有楽苑](https://artblog.jp/wp-content/uploads/DSC_0003-1-1024x576.jpg)
名古屋から電車で移動して、本日最初はここ。
有楽苑(うらくえん)。
ここに、尾張が生んだ茶人、織田有楽斎がつくった茶室、如庵(じょあん)があります。
この茶室、如庵が国宝です。
織田有楽斎は、織田信長の弟で、千利休の弟子で利休十哲の一人です。
三谷幸喜の映画『清洲会議』で、伊勢谷友介が演じていた織田信包(のぶかね)が織田有楽斎です。
一風変わった人物でしたよね。
さて、中は日本庭園になっています。
![有楽苑](https://artblog.jp/wp-content/uploads/DSC_0006-1-1024x576.jpg)
そしてこちら。
![如庵](https://artblog.jp/wp-content/uploads/DSC_0016-1-1024x576.jpg)
国宝、如庵。
中はこんな感じ。
![如庵 内](https://artblog.jp/wp-content/uploads/DSC_0017-1-1024x576.jpg)
なかなかアーティスティックな茶室です。
隣には。
![旧正伝院書院](https://artblog.jp/wp-content/uploads/DSC_0015-1024x576.jpg)
旧正伝院書院。
こちらは重要文化財です。
さて、ここからちょっと歩きます。
すぐです。
犬山城
![犬山城 入口](https://artblog.jp/wp-content/uploads/DSC_0030-1-1024x576.jpg)
ここから入っていきます。
![犬山城 石畳](https://artblog.jp/wp-content/uploads/DSC_0033-1-1024x576.jpg)
こんな石畳を上っていきます。
一気に攻め込まれないように、坂は蛇行していますね。
入場料を払って。
おお。
![犬山城](https://artblog.jp/wp-content/uploads/DSC_0037-1-1024x576.jpg)
いいですねえ。
天守閣の扉が開いていますが、あれが大体人の高さぐらいとして、大きさがお分かりでしょうか?
犬山城。
小さいお城なんです。
国宝。
名古屋城はコンクリ造りでしたが、こちらはもちろん木造のまま。
上ってみましょう。
天守閣です。
![天守閣からの眺め](https://artblog.jp/wp-content/uploads/DSC_0049-1-1024x576.jpg)
外に出てみますか。
![天守閣からの眺め](https://artblog.jp/wp-content/uploads/DSC_0047-1-1024x576.jpg)
手すりまでこじんまり。
ちょっとこわい?
さて、そろそろ次へ。
お城を出て、城下町を歩き、振り返ります。
![犬山城下](https://artblog.jp/wp-content/uploads/DSC_0054-1-1024x576.jpg)
犬山城もあんなに小さい。
途中、犬山祭りの山車を見ます。
![犬山祭りの山車](https://artblog.jp/wp-content/uploads/2018/03/DSC_0062-1-169x300.jpg)
お祭りも有名なんですね。
さて、駅から直通バスが出ています。
先へ急ぎましょう。
明治村
![明治村](https://artblog.jp/wp-content/uploads/DSC_0068-1024x576.jpg)
明治村。
子供の頃に、来たことがあるんですね、ここ。
とても印象に残ってます。
観る建物はたくさんあるんですが。
![夏目漱石邸](https://artblog.jp/wp-content/uploads/DSC_0085-1-1024x576.jpg)
夏目漱石が住んだ家です。
森鴎外がその前に住んでいたんですね。
お次は。
![西郷従道邸](https://artblog.jp/wp-content/uploads/DSC_0080-1-1024x576.jpg)
西郷従道邸(つぐみち)。
西郷隆盛の弟です。
こちらもなかなか素敵な建物です。
中ももちろん入れます。
他には。
![教会](https://artblog.jp/wp-content/uploads/DSC_0107-1-1024x576.jpg)
こんなステンドグラスが美しい教会もあります。
すべて明治時代の本物の建物で、この地へ移築しているんです。
そして、念願のこちらを見ます。
帝国ホテル中央玄関
![帝国ホテル中央玄関](https://artblog.jp/wp-content/uploads/DSC_0120-1-1024x576.jpg)
かっこいい。
帝国ホテル中央玄関。
なか、入ってみます?
![帝国ホテル 内](https://artblog.jp/wp-content/uploads/DSC_0116-1-1024x576.jpg)
20世紀アメリカの建築家の巨匠、フランク・ロイド・ライトと助手 遠藤新の設計です。
写真が彼。
柱や壁は、こんな感じ。
![帝国ホテル 細部](https://artblog.jp/wp-content/uploads/DSC_0113-1-1024x576.jpg)
直線状のブロックが、なんとも不思議な装飾になっています。
「神は細部に宿る」
同時代のモダニズムの建築家が好んで使った言葉があります。
この細部の造りも尋常じゃないですね。
建築費用も余計にかかってしまいそうです。
この眺め、見てください。
![帝国ホテル内](https://artblog.jp/wp-content/uploads/DSC_0117-1-1024x576.jpg)
すごいでしょう?
このインパクト。
執拗に繰り返される複雑な構造自体が、装飾になっているんですよね。
直線しかない建築と対比される人間の丸み。
いやはや、アッパレでございます。
自由学園明日館
![自由学園明日館](https://artblog.jp/wp-content/uploads/DSC02408-1024x575.jpg)
![](https://artblog.jp/wp-content/uploads/DSC02392-1024x575.jpg)
なお、東京の池袋でもフランク・ロイド・ライト(と助手 遠藤新)の建築が見られます。ご参考まで。
注)明治村ではありません。
名古屋旅行まとめ
今回、名古屋を旅しました。
1日目は、熱田神宮、名古屋城、徳川園を巡り、徳川美術館で国宝『源氏物語絵巻』を観ました。
2日目は、有楽苑で国宝如庵、国宝犬山城、そして明治村でフランク・ロイド・ライトの帝国ホテルを観ました。
おっと、いけない。
まだ、これ食べてませんでした。
![味噌煮込みうどん](https://artblog.jp/wp-content/uploads/2018/03/DSC_0139-1024x576.jpg)
名古屋名物、味噌煮込みうどん。
八丁味噌もお土産に買いました。
他の味噌と合わせて味噌汁を作っても、美味しいですね。
さあ、バスで東京へ帰ります。
それでは。
![名古屋バス](https://artblog.jp/wp-content/uploads/DSC_0142-1024x576.jpg)