<前回のあらまし>
前日の夜、東京で夜行バスに乗り込み、早朝、熱田神宮参拝。初のコメダ珈琲で名古屋名物のモーニングで腹ごしらえ。いざ、名古屋城へ。その後、徳川園で少し早い紅葉を楽しみ、徳川美術館で圧巻の国宝『源氏物語絵巻』に息をのむのであった――

徳川美術館へ行く。源氏物語絵巻を観る。熱田神宮、名古屋城、徳川園も巡る。~名古屋旅行・前編~

さて、今回はその後編です。

有楽苑

有楽苑

名古屋から電車で移動して、本日最初はここ。

有楽苑(うらくえん)。

ここに、尾張が生んだ茶人、織田有楽斎がつくった茶室、如庵(じょあん)があります。

この茶室、如庵が国宝です。

織田有楽斎は、織田信長の弟で、千利休の弟子で利休十哲の一人です。

三谷幸喜の映画『清洲会議』で、伊勢谷友介が演じていた織田信包(のぶかね)が織田有楽斎です。

一風変わった人物でしたよね。

さて、中は日本庭園になっています。

有楽苑

そしてこちら。

如庵

国宝、如庵

中はこんな感じ。

如庵 内

なかなかアーティスティックな茶室です。

隣には。

旧正伝院書院

旧正伝院書院

こちらは重要文化財です。

さて、ここからちょっと歩きます。

すぐです。

犬山城

犬山城 入口

ここから入っていきます。

犬山城 石畳

こんな石畳を上っていきます。

一気に攻め込まれないように、坂は蛇行していますね。

入場料を払って。

おお。

犬山城

いいですねえ。

天守閣の扉が開いていますが、あれが大体人の高さぐらいとして、大きさがお分かりでしょうか?

犬山城

小さいお城なんです。

国宝

名古屋城はコンクリ造りでしたが、こちらはもちろん木造のまま。

上ってみましょう。

天守閣です。

天守閣からの眺め

外に出てみますか。

天守閣からの眺め

手すりまでこじんまり。

ちょっとこわい?

さて、そろそろ次へ。

お城を出て、城下町を歩き、振り返ります。

犬山城下

犬山城もあんなに小さい。

途中、犬山祭りの山車を見ます。

犬山祭りの山車

お祭りも有名なんですね。

さて、駅から直通バスが出ています。

先へ急ぎましょう。

明治村

明治村

明治村

子供の頃に、来たことがあるんですね、ここ。

とても印象に残ってます。

観る建物はたくさんあるんですが。

夏目漱石邸

夏目漱石が住んだ家です。

森鴎外がその前に住んでいたんですね。

お次は。

西郷従道邸

西郷従道邸(つぐみち)。

西郷隆盛の弟です。

こちらもなかなか素敵な建物です。

中ももちろん入れます。

他には。

教会

こんなステンドグラスが美しい教会もあります。

すべて明治時代の本物の建物で、この地へ移築しているんです。

そして、念願のこちらを見ます。

帝国ホテル中央玄関

帝国ホテル中央玄関

かっこいい。

帝国ホテル中央玄関

なか、入ってみます?

帝国ホテル 内

20世紀アメリカの建築家の巨匠、フランク・ロイド・ライトと助手 遠藤新の設計です。

写真が彼。

柱や壁は、こんな感じ。

帝国ホテル 細部

直線状のブロックが、なんとも不思議な装飾になっています。

「神は細部に宿る」

同時代のモダニズムの建築家が好んで使った言葉があります。

この細部の造りも尋常じゃないですね。

建築費用も余計にかかってしまいそうです。

この眺め、見てください。

帝国ホテル内

すごいでしょう?

このインパクト。

執拗に繰り返される複雑な構造自体が、装飾になっているんですよね。

直線しかない建築と対比される人間の丸み

いやはや、アッパレでございます。

自由学園明日館

なお、東京の池袋でもフランク・ロイド・ライト(と助手 遠藤新)の建築が見られます。ご参考まで。

注)明治村ではありません。

名古屋旅行まとめ

今回、名古屋を旅しました。

1日目は、熱田神宮、名古屋城、徳川園を巡り、徳川美術館国宝『源氏物語絵巻』を観ました。

2日目は、有楽苑国宝如庵、国宝犬山城、そして明治村フランク・ロイド・ライト帝国ホテルを観ました。

おっと、いけない。

まだ、これ食べてませんでした。

味噌煮込みうどん

名古屋名物、味噌煮込みうどん

八丁味噌もお土産に買いました。

他の味噌と合わせて味噌汁を作っても、美味しいですね。

さあ、バスで東京へ帰ります。

それでは。

名古屋バス